※ワークショップで取り組んでいただく課題は以下の通りです。
2010 KIA釜山・JIA近畿
若手建築家のためのワークショップ課題
『 HARMONY PROJECT
』
(1)目的および趣旨
■ 目的
持続可能な地域コミュニティのための町再生モデル計画
■ 趣旨
対象エリアは昔から釜山の元都心部に近く、老朽不良住宅が密集しており公園など都市基盤施設が少なく、敷地の高低差が激しい傾斜地である。周辺には南に松島海水浴場、東に南港と南港大橋、影島があり、後ろの天馬山より海への見晴らしが素晴らしい場所である。時代に遅れた地域の住居環境改善、基盤施設整備、都市の機能回復のため新しい町の再生を目指し、大規模で全面的開発方式を避け、この地域に生活している住民の住み続けられる環境を誘導し、元々の地域コミュニティが持続できる小規模な開発方式を取り入れ、新しい町の再生モデルを提案してください。
(2)対象エリア
■ 位置:釜山市西区南富民洞(位置図及び衛生写真参照)
■ 対象面積:13,300u(地籍図参照)
1区域:1,800u、2区域:1,700u、3区域:2,900u、4区域:2,400u、5区域:2,400u
5チームの各チームが各1区域を担当区域とする
■ 階数:前面道路(低いレベル)から6〜7階、裏面道路(高いレベル)からは2〜3階で計画
(3)課題の条件
■ 小規模開発方式を取り入れ、住民自らの参加を通じ、地域コミュニティが持続可能な町の再生を図る
■ 既存の道路を最大限活用し、できるだけ路地の跡を保存する
■ 自然地形に順応できるデザインを考えてほしい
■ 住民生活の質的向上のため快適な住居環境に寄与できる計画
■ 都市の景観イメージ改善を図る
■ 街路および公園などの社会基盤施設の整備は国が支援する
■ 敷地の環境を読み取り、周辺環境に調和しながら新しさを持った町の再生計画を目指して下さい。エリア内のどこに配置するか等の条件設定は自由とする。課題の趣旨を充分理解し、各々区域別に相応しいデザインして下さい。5チームの各チームが各1区域を担当区域とする
■ 構造、材料も自由
■ 最終成果物の表現内容は、自らが考えて良い。A1サイズ、2枚以上の厚紙にまとめる
■ パソコン、筆記具など、プレゼンテーション資料作成に必要なツールは各自持参のこと
(4)添付資料
■ 位置図、現場写真、衛星写真、敷地図面(地籍図、地形図)
下記URLから一括ダウンロード可能(圧縮ファイルです。要解凍)
http://jiakinki.web.fc2.com/workshop/caddate.zip